小説家の九條葉月さん(@kujouhaduki)が投稿した、ある読者からの「誤字報告」にまつわるエピソードが、書き手たちの間で大きな反響を呼んでいます。

1,300件超という数字が突きつけた驚き

九條さんが明かしたのは「1人から1,300件以上の誤字報告を受けた話」。スクリーンショットとともに投稿されたこの一文に、いいねは5,269件、リツイートは1,116件と、数字が静かに膨らみ続けています。

返信欄を見ると、誤字そのものよりも「ひらがなで開いている表現を漢字に直すよう求められた」というニュアンスへの戸惑いが目立ちました。書き手側の意図と読み手側の善意がすれ違ったかたちです。

同じ経験を語り出した作家たちの声

返信欄には、同業の書き手から「自分にも覚えがある」という反応が集まりました。

「もしかして同じ人かも知れませんねえ」という一言に、界隈での既視感がにじみます。

短い返事ながら、思わず漏れた本音が伝わってきます。

「常用漢字」という三文字に、今回のやりとりへの戸惑いが凝縮されているようにも読めます。

漢字の「開く・閉じる」をめぐる温度差

そのほかにも「漢字の開閉は書き手のこだわり」「過剰な校閲だね」といった声が並び、賛否というよりは、書き手側のスタンスを共有し合う流れになっています。一方で、報告してくれる読者の熱量そのものを否定しないコメントもあり、受け止め方は人それぞれです。

表現の自由と善意の指摘、そのあいだにある絶妙な距離感を、改めて考えさせられる出来事でした。