新聞紙とガムテープという身近な素材だけで作られた立体作品が、Xでじわじわと拡散しています。投稿したのは飯山太陽さん。観音像の座り方を再現した一枚に、9,485件ものいいねが集まっています。

素材は新聞紙とガムテープ、モチーフは水月観音

飯山さんが投稿したのは、ご自身が手がけた立体作品の画像です。素材は新聞紙とガムテープのみ。日常で目にする紙とテープが、こうして造形物に姿を変えています。

ポーズのモチーフになっているのは「水月観音」の座り方なのだそう。片膝を立てて坐るその姿は「遊戯坐(ゆげざ)」と呼ばれる仏像の坐法の一つです。気軽な印象の素材と、静かで奥行きのあるポーズの組み合わせが目を引きます。

数字に表れた静かな共感

フォロワー3,515人という決して大きくはないアカウントからの投稿ですが、いいねは9,485件、リポストも1,336件にのぼっています。

素材の身近さと、テーマの精神性。そのギャップに惹かれた人が多かったのかもしれません。リプライ欄でも作品への言及が並び、短いハッシュタグ「#新聞紙」「#立体作品」「#アート」越しに、作品そのものが静かに評価されている様子が伝わってきます。

身近な紙が形を持つ瞬間

誰の家にもある新聞紙とガムテープから、仏像の坐り姿が立ち上がる。その過程を想像するだけで、見る側の手も少し動きたくなる気がしてきます。

飯山さんが次にどんなポーズを形にしていくのか。静かに続きを待ちたくなる一枚でした。