「重複」の読み方をめぐるツッコミに対して、漢字の妙技で華麗に切り返した投稿が、X上で大きな反響を呼んでいます。いいねは7万件を超え、思わず唸ってしまう人が続出しています。

「重」を畳みかける返しの妙

投稿者のHori, Masakiさん(@masakihori)が紹介したのは、ある架空のやり取り。「なんで重複を『ちょうふく』って読むんだよ!『じゅうふく』だろ!重を『ちょう』とは読まないだろ!」という勢いのあるツッコミから始まります。

それに対する返答が、なんとも秀逸でした。「この度は貴重なご指摘ありがとうございます。慎重に検討し対処させていただきます。重畳ではございますが、改めて御礼申し上げます」というもの。

「貴重」「慎重」「重畳」と、「重」を「ちょう」と読む熟語を丁寧語の文面にさりげなく忍ばせ、たたみかけるように並べているのがポイントです。

言葉遊びとしての完成度に唸る声

ちなみに「重複」自体は、「じゅうふく」と「ちょうふく」のどちらの読みも辞書に掲載されており、現在ではどちらも許容されています。それを踏まえた上で、ツッコミ役の早とちりを、上品な丁寧語で軽やかにいなしてみせる構成が見事です。

声を荒げて反論するのではなく、ビジネスメール調の柔らかな文面でひっくり返す。怒りに対して教養で応えるかのような味わいが、多くの人の心をくすぐったのかもしれません。いいね7万超え、リポスト7,900超えという数字が、その完成度の高さを物語っています。

一本取られた読後感が残る投稿

短い文章の中に、知的なユーモアと品の良さがぎゅっと詰まった一本でした。読み終えたあと、思わず「うまい」とつぶやきたくなる、そんな余韻が残ります。