米津玄師さんが新曲「烏 - Raven」をKenshi Yonezu - Topicの公式トピックチャンネルで公開しました。2026年6月15日リリースの楽曲が一足早く配信され、4分9秒の音源には早くも1,001,475回の再生と45,940件の高評価が集まっています。
弦楽とハープシコードが織りなす新曲のたたずまい
今回公開されたのはSony Music Labels Inc.からリリースされた「烏 - Raven」の音源動画です。作詞・作曲・編曲・プログラミング・ボーカルすべてを米津玄師さん自身が手がけ、編曲にはハープシコード奏者のTomi Yoさんが名を連ねています。
弦楽陣も豪華で、ヴァイオリンにYu Manabeさん、Yuya Yanagiharaさん、Tsunehiro Shigyoさん、Mizuki Fujiokaさん。ヴィオラはHyojin Kimさんと Fumiko Aokiさん、チェロにMasutami Endoさんと Anna Kusakabeさん、コントラバスにShigeki Ipponさんが参加しています。
ミキシングとレコーディングはMasahito Komoriさん、マスタリングはRandy Merrillさんが担当。クラシカルな編成が前面に出た一曲であることが、クレジットだけでも伝わってきます。
子供の頃の記憶と、旅立ちへの決意がにじむ世界観
楽曲全体に流れるのは、子供の頃に見た風景や記憶をそっと振り返るような、内省的でノスタルジックな空気感です。澄み渡る青い空を思わせる開けた響きと、ハープシコードの繊細な音色が、聴き手をやさしく物語の入口へ導いてくれます。
「今だけは誰の声も聞こえない場所へ行こう」というフレーズに象徴されるように、外の世界の喧騒からそっと距離を置き、自分自身と向き合う時間を描いた歌詞が印象的です。サビでは未来へ進む決意が力強く立ち上がり、弦楽の重なりが希望の輪郭を縁取ります。
J-POPやロックを好む方、内省的な歌詞に心を寄せる方、そして新しい一歩を踏み出そうとしている方にこそ届いてほしい一曲という印象です。
静謐さと前進が同居する、米津玄師の新章
近年の米津玄師さんはバンドサウンドからエレクトロニカ、オーケストレーションまで振れ幅の広い作品を発表してきましたが、本作はその中でも特に弦楽の繊細さが前に出た構成です。打ち込みのプログラミングと生の弦が溶け合う質感は、聴くたびに新しい発見がありそうです。
「僕らはカラス見慣れてく」という言葉が示すように、孤独や違和感をネガティブに描くのではなく、それを受け入れて先へ進む眼差しが本作の核にあります。歌詞の一語一語と弦の旋律を、ヘッドホンでじっくり味わいたくなる仕上がりです。
リリース当日に向けて高まる期待
配信直後から多くのコメントが寄せられ、公式トピックチャンネルでも存在感を放っています。2026年6月15日の正式リリースに向け、サブスクリプションやMV公開などの続報を待ちたいところです。
日々の慌ただしさに少し疲れた夜、誰の声も届かない場所へ気持ちを運んでくれる一曲として、何度も再生したくなるはずです。次の一手にも期待が膨らむ新章の幕開けでした。
