ポルノグラフィティが、NHK「みんなのうた」の放送開始65年アニバーサリー月の楽曲として『マスク・ド・カメロ』を発表しました。メキシコのリングを舞台にした重厚な人間ドラマと、立体アニメーションが融合した一本です。
ポルノグラフィティが届けるラテンの熱気と人形アニメの世界
ポルノグラフィティ Official YouTube Channelから公開された本作は、4分41秒の映像で、再生数は447,516回に達しています。高評価21,654件、コメント1,068件が寄せられ、登録者697,000人のチャンネルでも屈指の反響となっています。
楽曲は作詞を新藤晴一さん、作曲を岡野昭仁さんが手がけ、編曲には立崎優介さん、田中ユウスケさん、PORNOGRAFFITTI名義が名を連ねます。映像のアニメーションを担当するのは保田克史さんです。
保田さんは1994年からEテレで放送されている『ロボットパルタ』で知られる立体アニメーション作家。人形やオブジェのわずかな揺らぎに生命感を宿らせる手法で、リング上の悪役レスラーの魂を映像化しました。
悪役レスラーの覆面に隠された挫折とプライド
物語の主人公はマスクド・カメロという覆面のルチャドール。動画概要欄には「悪役レスラーの覆面に隠された挫折とプライド、父の期待に応えられなかった息子がリングで想うこととは?」と記されています。
少年時代の回想シーンから、ライバルのエル・ポポとの戦いまで、ストップモーションならではの温かみのある質感で描かれます。観客の罵声を浴びながらリングに立つカメロの姿には、ラテン音楽の熱量と人形劇の繊細さが同居しています。
放送開始65年を迎える「みんなのうた」のアニバーサリー企画として、ロングサイズで届けられる構成も見逃せません。
コメント欄に集まった視聴者の声
コメント欄には、楽曲の世界観と歌詞を読み解く声が多く並びました。
「教育テレビ流してたらポルノっぽい声聞こえて、気のせいかと思ったけどポルノだった」(@shiitake_NG・👍1,259)
不意の出会いを語る声に、共感が集まっています。
「お父さんがエル・ポポ説に泣いた。ケガで引退した、父。そのエル・ポポを継げなくて悪役レスラーになった息子の葛藤の歌だもんな。」(@9900undefined・👍1,191)
登場人物の関係性を読み解く考察も活発です。
「ヒールとか悪役は悪を"演じる"からこそ人格者じゃないと成り立たないんだよな だから間違いなくカメロは悪人を演じられる善人なんだよなって」(@ホラフキノール・👍1,015)
カメロというキャラクターの奥行きを語る声も光ります。
「これめっちゃ好きなんすよ… みんなのうたの「みんな」には大人も含まれてると思い知った」(@マーシー-m7k・👍1,138)
大人の心にも響く一曲として受け止められているようです。
みんなのうたの新しい代表曲になりそうな予感
ラテン音楽を得意とするポルノグラフィティと、立体アニメーションの第一人者である保田克史さんが手を組んだ一本は、子どもから大人まで楽しめる懐の深さを感じさせます。考察コメントが伸び続けている様子からも、聴き返すたびに発見がある楽曲であることが伝わってきます。今後の放送やSNSでの広がりにも、引き続き注目していきたいところです。
